第38回 京都賞 – 柳町隆造 米ハワイ大名誉教授 –
11月10日、科学や芸術分野の優れた功績をたたえる第38回京都賞の授賞式が国立京都国際会館(京都市)において執り行われました。翌11日には、一般の方もお招きして受賞者の記念講演会が開催されました。先端技術部門では、ほ乳類の受精メカニズムを研究し、不妊治療の一つとなる顕微授精技術を確立された柳町隆造米ハワイ大名誉教授が受賞されました。しかし、柳町先生は残念ながら、受賞決定後の9月28日(日本時間)に逝去されたため、国立成育医療研究センターの阿久津英憲先生と当室の小倉室長が恩師である柳町先生のご功績を紹介する講演を行いました。阿久津先生は主に柳町先生のお人柄と医学へのご貢献をご説明され、小倉室長は柳町先生の1960年代から現在に至るご研究の展開を紹介しました。
(写真の一部は稲盛財団京都賞公式HPより)